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Future Earth Center(RIHN)が企画運営する「アジア⁺若手研究者のための超学際(TD)スクール(TERRA+スクール)2025」が12月4日から9日にかけて、RIHN国際シンポジウムと連携して開催されました。このユニークなTDスクールは、実践的かつ内省を重視した超学際研究の学びを提供し、長期的な人材育成を目標にしています。

上廣環境日本学センターは、本スクールにおいて3名の参加者の旅費を支援するとともに、ワークショップや議論の場にファシリテーターとして参画し、学びのプロセスを支えました。

今年のTERRA+スクールには、アジア、アフリカ、米国の11の国・地域から17名の若手研究者および実務家が参加しました。専門分野は、環境正義、保全生物学、気候変動、環境経済学、エネルギーシステムなど多岐にわたり、大学や研究機関に所属する研究者に加え、先住民組織や地域に根差したNPOで活動する実践者も含まれていた点が大きな特徴です。

5日間のプログラムでは、超学際研究の基本的な考え方を学ぶレクチャーから始まり、RIHNで実施されたいくつかの研究プロジェクトを題材としたケーススタディへと展開しました。理論だけでなく、研究と社会実践を結び付ける際の工夫や課題について、具体的な事例を通じて理解を深めました。

さらに、京都府郊外の地域を訪れるエクスカーションを実施し、人口減少や資源循環といった地域課題の現場を体感しました。最終日には、参加者がグループごとに議論を重ねた超学際的な研究プロジェクトを発表するワークショップが行われ、学びを実践につなげる機会となりました。

UJESの支援を受けて参加した3名の研究者、Dr. Sajinu K. Rasack(Bharathiar University/インド)、Dr. Fatwa Faturachmat(University of Hasanuddin/インドネシア)、Dr. Bridget Mwabvu(Amrita Vishwa Vidyapeetham/インド)からは、帰国後にそれぞれ報告書が提出されました。レポートでは、TERRA⁺スクールで学んだ超学際(TD)の視点や手法を、今後の自身の研究や実践に積極的に生かしていきたいという意欲や、国や専門分野を越えた参加者とのネットワークの重要性についても触れられ、本スクールへの参加が今後の国際的な研究協力や社会との連携につながることを期待しています。